子どもと関わっていて、ついつい大人の理論や、先生の権力を振りかざしていると思うことがたくさんあります。もちろんその全てを否定はしません。時間の制約があったり、やることが決まっていたりするときは、一方的に指示を出すことは必要。
ピラミッド式の階級制度のように、先生や大人が頂点にいて、子どもたちが下にいる図だと、基本的に指示・命令は大人から子どもへ。でも、いつもそれでは子どもの考える力、判断する力、行動する力は育たないですよね。
その場のスムーズな解決よりも、後々じっくり子どもの栄養となる体験が日々積めるといいなぁと思います。でも、それって難しいなぁとも思います。
先日、一緒にアドベンチャー・プログラムの仕事をしている大先輩のファシリテーターに「親業」のことを色々と教えてもらいました。
聞いたことはあったけれど、自分でそれを体験、取り入れたことはなかったので、早速本を購入。
これ大事!!
能動的な聞き方、わたしメッセージの使い方、問題解決のステップ、価値観の伝え方などなど。
幼児教育に関わる人は、全員このスキル持っていたほうがいい。
むしろ、持っていなくてはできないはず・・・当たり前のことであってほしい!と思いました。もちろん感覚的にやっていることもありますが、ステップbyステップで、意識的に練習する必要ありです。少なくとも、学校では教えてくれなかったことだと思います。
そう考えると、「親になるために必要なトレーニング」っていうのも、学校ではなかった。企業に務めると、「◯◯トレーニング」「◯◯研修」ってのはたくさんあるのにね。
自分も読みながら「あちゃ~・・・」と思った「大人が陥る12の子どもの悩みへの対処法」を、「時間になったのに、外遊びから部屋に入りたがらない子への対処」で考えてみようと思います。
1. 命令「入りなさい!!」
2. 脅迫「入らないと、おやつあげないよ」
3. 説教「年長組は、しっかりルールを守れるものだよ」
4. 分析「先生の気を引こうとしてるんでしょ」
5. 馬鹿にする「あ~あ、それじゃ3歳の赤ちゃんと一緒だね~」
6. 非難「◯◯くんのせいで、時間過ぎちゃうじゃない」
7. 賞賛「もうお兄ちゃんだもんね。約束守れるよね」
8. 提案「部屋に入ると楽しいことがあるよ」
9. 講義・理詰め「もう幼稚園に来ているんだから、約束は守るものだよ」
10. 質問・尋問「お母さんがいてもそうなのかな?」
11. 同情「はじめはみんな嫌なものなんだよ」
12. ごまかす「あ、ほら。◯◯くんに、これを届けにいこうか」
あいたたた・・・って思いません?耳が痛い!
なぜ、その子がその行動を取るのか、理由や気持ちを取り扱わずに、大人の都合で子どもの行動を決めようとする罠。時間がないから?大人の感情を優先するから?
◆子どもの声に静かに耳を傾けること
◆あいづちを打って興味を示すこと
◆もっと話をしてほしいというメッセージを伝えること
大切だけれど、いつも実践することは難しい。
転んで「痛い~~~~」と泣いている子どもに、なんて声をかけるのがいいのか?
「急いでるんだから、泣くんじゃありません!!」って言います??
「痛かったね」と、まず一言気持ちを受け止めてあげること。大事ですよね☆
子どもの話を受け入れて、大人の気持ちと理由を伝えて、納得して行動する。
そんなステップを、大人でも意識していないと、なかなかできないですよね。
大人の気持ちを「わたしメッセージ」で伝えるための3つの要素
①子どものどの行動が大人に問題を抱えさせるのか?
②その行動から大人が受ける具体的な影響
③大人が持つ感情
「◯◯くんが部屋に入ってくれないと、ご飯の準備ができなくて、わたしは困る」
「外は暑いから、◯◯くんが部屋に入ってくれないと、わたしは喉が渇いてしまうから辛い」などなど。
子どもはどんな反応をするでしょうね?
「じゃあ、いいよ。」「あと、1回やったら部屋入る」「ご飯の用意手伝うね」などなど。
そのやり取りの中で、大人vs.子どもの勝ち負けではなく、両方が納得する解決策を見つける。
親業、教師学、もっと学んでみたいと思いました。
