お客さんをつくらない

北海道の安平町で、防災ボランティアやプレーパークの場づくりをしている仲間と語らったことのメモ。

たまたま同じ本を読んでいたという偶然。
「あそびの生まれる場所〜「お客様時代」の公共マネジメント〜 / 西川正 

 

研修にしても、遊び場づくりにしても、「みんな」で作れたらいいなぁと思っていたのが、色々とつながっていく時間でした。

アドベンチャー教育の研修でも、よく「他人事」「自分ごと」にしてほしいと思うことがあります。
グループで起こっていること、クラスで起こっていることを、「まあ、私は関係ない」と関わらないフリをしちゃう。

グループのリーダーや、ファシリテーター、先生が一生懸命になればなるほど、メンバーが「お客様」になっていくこと・・・。

 

ベジ&フォークマーケットの運営のときも、ゴミの持ち帰りや、テントの撤収を、運営スタッフが、がんばればがんばるほど・・・来場者や出店者が「お客様」になっていく。

 

「一緒にやりませんか?」

「そっち、ちょっと持ってもらっていいですか?」

「手伝います!」「手伝ってもらえますか?」

「これ、どうしたらうまくできますかね?」

「どうしたら、よくなると思いますか?」

「これ、得意ですか?」

「ありがとう!助かります!」

「楽しいですね〜!」

 

そんな言葉を、主催者(リーダー、ファシリテーター、スタッフetc)がたくさん使えるような場があると、メンバーの力が発揮されていくんだろうな。

 

主催者側が自分たちで全部やってしまうよりも、「みんな」の力を借りた方が、大きな力が生まれる。

自分たちが、この場を創っているんだ!という意識は、楽しさにつながる。
自分たちが創ったんだ、という自信につながる。

 

授業でも、研修でも、イベントでも、そんな場づくりがしたいのです。

Vege & Fork Market 16 と「ひなたぼっこ」②

「ひなたぼっこ」の遊び場のこと。

長野県川上村で農家をやっている、尊敬するお姉さんの野菜の宅配便からいただいた名前。

ベジフォークの「ひなたぼっこ」初期メンバーは、保・幼・小・中・高・大・特支の先生の仲間たち、教職を目指す学生、と実に無敵なメンバーでした。

遊び場の内容が楽しい・・・ということよりも、そこで関わる「人」の魅力が、ぼくらの強み。でも、みんなの結婚、出産、引っ越しなどを機に集まるのが難しくなったことで、一度活動をお休みしていました。

今回、改めてゆるく再開。

 

最初のころは、「ぼくらが子どもたちと関わる姿を見て、お母さんたちにも子どもたちとの関わりかたを学んで欲しい」くらい偉そうでした。。。
子どもの教育に真剣に関わっていたメンバーだからこそ。
でも自分に子どもができてから、「親子」を見る目が変わりました。

ベジフォークは、子連れのお客さんが多いイベント。

育児で、毎日子どもと一緒に過ごしているお母さん。
お母さん自身の気持ちが健康でいるためにも、野外マルシェに来たときくらいゆっくりご飯を食べてほしい。

もちろん、「ひなたぼっこ」で子どもと親が一緒に遊んでくれるとうれしいけど。

親子遊び場 → 遊びたい人が遊んで、ゆっくりしたい人はゆっくりする場所
「親子で遊ばなければいけない」ではなくて、もっとゆるやかな場所。

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ということで、今回のひなたぼっこの「マナー」?「主張」? は、こんな感じでした。

子どもの遊びも大切にしてほしい、親の時間も大切にしてほしい、つみ木やコマなどのおもちゃも大切にしてほしい・・・

これは、アドベンチャー教育でのグループワークで大切にしていることと同じ。
フルバリューコントラクト。

もっと言えば、ベジフォークで大切にしたいことと同じ。
出店者さんにも、自分の主張や店鋪を最高に大切にしてほしい。
でも、同時に隣の店鋪や、向かいの店鋪のことも大切にしてほしい。
さらに、イベント全体のことも大切にしてほしい。

お互いが心地よく、自分の商品や主張を大切にできたら素敵。
うちだけ売れたらOKみたいな感覚でやられると、やっぱり居心地よくない。

それをスタッフも、出店者さんも、みんなで大切にできると、このイベントはいつだって心地よいものになっていくんだと思う。

ルールで決まるからゴミを拾うのではなくて、お互いを大切にする結果、ゴミが拾われていく・・・そんな感覚。

コミュニティのあり方、自分のあり方、キレイゴトではなくて、そんな感覚でいられますように。
そんな遊び場を、次回もやります!

Vege & Fork Market 16 と「ひなたぼっこ」①

「動物性食品、乳製品、白砂糖、食品添加物を使わない」というコンセプトの野外マルシェ、Vege&Fork Market に関わって8年。

今回も無事に、楽しく終わりました。
久しぶりに、親子遊び場「ひなたぼっこ」も復活。
改めて、自分と家族にとって、ベジフォークが大切な場になっているなぁと再確認した二日間でした。

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僕が持っている「ベジフォーク感覚」みたいなもの、少し振り返ってみたくなりました。

主義・主張があってないという感覚

ベジタリアンであれ!とか、動物を守れ!とか、環境に配慮しろ!とか、大義名分を、僕は持っていません。

でも、野菜は好きだし、動物も大切にしたいし、環境にも丁寧に暮らしたい。

もともとアトピー持ちで、中学生の多感な時期に漢方+食事療法(肉、砂糖、油抜き)をした経験があること。
妻が素材を大切にした食事が好きで、マクロビオティックや食のことを勉強していたこと。

そんな背景も手伝って、食や健康は大切に毎日生活をしているつもり。
肉も甘いものも食べます。
でも食べすぎると調子崩れます。

自分に身体の変化や反応に気づけるカラダや意識でいれるときは調子いいです。
たまに気づけなくて急にバッタリ崩れます。

何事も、ほどほどでちょうどよい感じがいいなぁと思うわけです。

「〜なべき」「〜でなければならない」 ではなくて、
「好きだから」「楽しいから」という動機付け。

それは、ぼくがスタッフとしてこのイベントに関わる感覚も同じ。

「仕事ではなくて、あそび感覚」
「〜しなければいけない」ではなく、「〜したい!」

テント設営も、駐車場も、本部対応も、ゴミ拾いも・・・

ぼくは、このイベントが好きで、スタッフの仲間が好きで、出店者と会うことが好き。
楽しいからやっている、という原点をいつでも持っていたいと思っています。