Character Strengths (キャラクター・ストレングス) 

最近、オンラインで受講できる大学レベルの講座がたくさん開講されています。
しかも無料!!

僕が使っているのは、ココ⇩
Coursera
coursera

世界中の大学や、教育・研究期間が70近く関わり、現在600コースほどが開講されています。
お金払えば、その授業の認定書(修了書)ももらえます。

前回、Virginia University の幼児教育関連の講座を受けたけれど、時期が悪くて途中で断念・・・。

今回は、Relay Graduate School of Educationというところの、”Teaching Character and Positive Classroom”というクラスを受講中。
現在Week3 が終了。

内容は、
◆ Character Strengths をどう子どもたちに教えるか、育てるか?
◆ そのために、どうやってポジティブなクラスルームを作るか?

いや〜。面白い!
登場する先生たちの子どもたちへの関わりの映像を見て、感動で泣きそうになりました。

Character ⇒ 性格、気質、特色
Strength⇒ 強み、能力

以前、ギャラップ社が作ったストレングスファインダーというアンケートをやって、自分のあり方の指針となったことがあります。
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう!あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本に、シリアルNo.が書いてあって、それを使うと受けられるアンケートです。

 
 
 

それと関連して、わが家で大ブームの、映画「happy〜 幸せを探すあなたへ」。

この映画の中で、ポジティブ・サイコロジーなるものを知り、関連書籍を色々と読んでいたときに、マーティン・セリグマン博士のことを知りました。

博士は、ペンシルバニア大学の教授であり、同大学のポジティブ心理学センター長でもあります。

彼が作った、24のCharacter Strengthsのアンケートも大変面白かったです。
(もしくは、このサイトでも受けられます)

登録だけで、無料。しかも日本語☆
1年半前に、happyの映画を観た後、一度受けていたのですが、今回Courseraの講座で、改めて受けました。

基本的にTOP5、ワースト5共に、ほとんど変わっていません(笑

ちなみに、最近の自分のTOP5は・・・

1. 好奇心(新しい発見、経験に積極的)
2. 公平さ(正義のもとに平等、私情だけで動かない)
3. リーダーシップ(グループへの動機づけ、調和、帰属意識を高める)
4. 感謝(気づきをもって、当たり前に思わない)
5.親切心(利他心、心遣い、寛大さ、いい人)

でした。

下位にあるのは、
忍耐力(最後までやり抜く、勤勉さ)
思慮深さ(慎重さ)
知的柔軟性(考え抜く、総合判断力)
セルフコントロール(自律心)
 
 
 

“We teach the way we taught, and we raise the way we raised.” 
(わたしたちは、教えられたように教え、育てられたように育てる)

という諺があるように、習慣と経験が教育者に大きな影響を与えています。

子どもたちに、24の特質の中から何を一番に伝えたいか・・・ということと、自分の強み、弱みを考えたときに、ハッとさせられました。

これからの社会の中で、柔軟性に富んだ、忍耐力のある人になってほしいという願いを持っていましたが、それは、もしかしたら自分ができていないから・・・?期待だけを押し付けて、自分ができていないことってないだろうか?

まずは、自分がロールモデルであることが大切で、「大人もできないけど、こうやって工夫してがんばってんだ!」ということを語れる大人でいたいものです。

もしくは「こんな工夫の仕方があるよ」「あなたのその諦めないで最後までやり遂げたことを、忍耐力って言うんだよ」など、子どもたちにCharacter Strengths を意識させるアプローチももっともっと教育の現場であっていいのではないでしょうか?
 
 
子どもたちがセルフコントロールを学ぶのに、一番適している年齢は3~5歳だそうですよ。

これらの特質は、鍛えられるものもあるということで、きっとまた意識して過ごした後の数年後には、変化しているんだろうな。

今さら自分の性格とか強みの分析??という声もありそうですが、まずは大人がきちんと自己分析と、それをHappyに生きていくための強みとするために、多角的に分析すること。

Unlearn=アンラーン=学びほぐし が必要なことだなぁとつくづく思いました。

みなさんもやってみませんか??

AEE 41st Conference 振り返り〜その③〜

AEEのカンファレンスのために買ったMoleskinの黒い表紙の無地ノート。
殴り書いたようなメモや、出会った人たちに書いてもらった言葉、Prescott Collegeの教授に飲みながら書いてもらった紙ナプキンの学びメモ・・・
文字だけでなく、プリントや地図、紙ナプキンなどが貼ってあると、今読み返しても記憶が鮮明に蘇ってくる感覚。 すでに3ヶ月前の出来事・・・

大量のメモ書きから、自分の学びを抽出!!
IMG_3403

 

 Teaching Skill ≠ Leadership Skill  ≠ Facilitation Skill
リーダーシップスキルの中に全部含まれるような気がしたり、ファシリテーションスキルの中に全部含まれるような気もするけれど、あえて分けて考えることで、スキルが明確になるかもしれない。

コーチやカウンセラーのように、相手に主体性を持たせることを強調して、「支援」する関わり。
インストラクターや専門家のように、やり方や知識を伝達する力。
教師は、静から動まで幅の広い関わり方をする必要がある。

それぞれのスキルに、強調される特性があるような気がするので、それらを意識して分類してみるのも面白い。

教師として(またはリーダー、ファシリテーターとして)、学習者と関わる際に、

  1. 学ぶ内容・知識
  2. コミュニケーションのテクニック(声、表情、スピード、姿勢など)
  3. 伝達方法・策略(伝え方:教授⇆質問、導入方法、引用、ファンタジーなど)

を、最低限意識することで、一つの型のようなものが生まれる。

アドベンチャープログラムの ファシリテータートレーニングでも、

  1. アクティビティの概要・目的、活動のルールなど
  2. コミュニケーション・テクニック(声、表情、スピード、姿勢など)
  3. 伝達方法(伝え方:教授⇆質問、導入方法、引用、ファンタジーなど)

が効果的にできているか?
ということを見て、振り返ったり、フィードバックしています。

ただし、そこに「グループのプロセスをどう捉えたか?」、「グループの様子を見て感じたことに、どう働きかけたか?」など、見えない「職人技」=Art の部分が入らないので、それをどう高めていくか・・・

これは、宮大工の職人さんが、棟梁の技を見て感じて盗んでやってみるように、先輩ファシリテーターが「なぜ、このタイミングで介入したか?」を見て、考え、試行錯誤していくしかないような気がします。

でも、そのあたりが「型」として、「こんなときは、グループ状況にこんな可能性がある!」「こんな声かけのパターンをよく使うよ」みたいなものがあると、若手は助かるなぁ。

 

脱思考停止!Knowing < Understanding < Thinking
情報が溢れている今日この頃では、Google先生に聞くとすぐに疑問の答えが見つかったり、Facebookで友だちが興味深い情報をシェアしていたりします。

読んで知ったこと≠ 理解したこと ≠ 自分で考えたこと の違いを理解することの大切さを、飲みながらPrescott Collegeの教授が語ってくれました。
この時間だけでも、このカンファレンスに参加した価値がありました。

知的な学びは、自分で考えるときに生まれるもの。
ただの暗記や、読んで知った気になっていることに価値はない。

大学生に作文、クリエイティブ・ライティングを教えているという教授曰く、最初大学生に文章を書かせると、知っている事実ばかりを書いて、そこに自分の考えがない・・・と。

とにかく手書きで、自分の考えを交えて書く練習をしているそうです。

アイディアを創造するためには、

  1. Conditional 条件付きで
  2. Plural 複数形で

考えると、脳にゆとりが生まれて、その隙間を埋めようと考えるそうです。


「この問い(問題)に対する、答えとなり得るものが、いくつかあるとすれば、それは何だろう?」

絶対的な答えを一つ見つけるのではなく、「〜かもしれない」を複数見つけようとするとき、人は自然と「考える」という行為をしている。

この日は、酔った勢いで(笑)、一日の体験について自問自答しながら振り返り、ノート4ページに手書きで、自分の考えを書いてみました。
ただ、体験したもののメモを書く、発表者・研究者が言った情報を書き写すのと違い、そこに自分の考えを入れることは、意識してやらないとあまりやっていない自分に気がつきました。

自分で考える人でありたい。

社会のニュースも、出来事をただの事実としてインプットするのではなく、「なぜそうなったのか?」「どんな可能性があるのか?」「自分の生活に影響があるとすれば、何なのか?」と考える習慣を持つこと、みなさんはしていますか?

 

体験のフレーミング(枠組み)の意識

例えば、風船をつかったメチャぶつけのような活動で

A「とにかく、風船をたくさんの人にぶつけてください!ポイントの多い人が勝ちです」

とインストラクションするのと、

B「風船には、みんなの良いエネルギーが入っています。今日はこの時間を通して、お互いに関わり合うことで、良い影響を与え合いたいと思っています。これから、このエネルギーの入った風船を、お互いにぶつけて、なるべく多くの人にプラスのエネルギーを与えてください。だれが一番多く関われるか数を数えてみてください」

と伝えるのでは、同じ活動をしても、参加者の意識や行動が変わってきます。

例えば、「競争」はゲーム性があって面白いというメリットと、勝ち負けの構図に陥りやすいというデメリットがあります。
アクティビティの枠組みをちょっとした「言葉遊び」で変えるだけで、まったく異なるものになるということ。すごく大事なことだと思います。

 

「とにかく体験をして、そこから振り返りを通して学ぶ」
「まずは一緒に遊んでみて、そこでどんな気づきがあるか」

というような、体験ありきで活動に入っていく感覚が個人的に好きです。
体験がまずあって、そこから一人一人が何を感じるかを大切にする。
もちろんファシリテーターとして、活動のねらいにそった質問や、起こった出来事に焦点を当てる問いかけをすることは大切です。

授業やプログラムの狙いが明確なときには、
「今日はコミュニケーションについて、みんなで考えます」
「この活動が終わったら、チームで意思決定をどういう風にしたか質問するからね」
など、事前に活動のねらいを意識させることも有効な手段だと思います。

ただし、気をつけないと、その狙いにのみ焦点が当たり、その他の「学びの瞬間」を逃すこともあり得る。

同じアクティビティをやるにしても、
・狙いをどこまで伝えるのか
・どんな問いかけをするのか
・どんなルールでやるのか

まったく異なるアクティビティになるかもしれない、と思うと、言葉一つ一つを丁寧に使い分けたいし、同じアクティビティでも、毎回、参加者と目的に合わせて調整をしていく必要性を感じます。

 

と、改めて少し振り返っても、学びと出会いに恵まれた4日間でした。

AEE 41st Conference 振り返り〜その②〜

◆一人ひとりにストーリーがあって、「声」があること
Inspired by Hilary Blair (Keynote speaker) 

声=感情・自分が情熱を持っていることを表現するツール
→声が出ない・出せない=感情がつまっている状態

「静かにしなさい!」と、上の立場の人から言われた経験は誰もが持っているはず。

 

子どもが「しゃべらない」とあきらめる瞬間はどんなとき?
・自分が相手に聴かれていないと感じたとき
・相手がひたすらしゃべる続けているとき
・「どうせ自分の考えなんて・・・」と自己否定的になったとき
・これを言ったら否定されるかもしれないと感じる(恐怖)
・全体で話されている内容が理解できないで取り残されていると感じている
・静かにすること(行動)が望まれている
・静かにしていると褒められる⇔うるさいと叱られる

 

⇒反対に「話したい!」と思える瞬間はどんなとき?
・相手が話を聴いてくれると感じる
・自分にも話すチャンスをくれる
・自分の意見(どんな意見も)を歓迎してくれる
・何について話をしているのか理解できる(内容・これまでの文脈)
・話すことが望まれていると感じられる
・意見を言う、思いを伝えると肯定的なフィードバックがもらえる(「話してくれてありがとう」など)

幼児が泣くと、「泣くんじゃありません!」って、泣くことを否定されたり、「大丈夫、痛くない!」とフタをされたりすることがあります。
→泣くということ=制限されるべき。 というように、いつも大人から制限されていると、自分の恥ずかしさ、緊張、怒り、悲しみ、などの感情を人前で出せなくなります。
そうやって、感情の波を自分でコントロールできなくなると、人とのコミュニケーションに弊害が出たり、自分で行動を起こす時に気持ちのコントロールができなくなったりする・・・。

大人も同じ。

「あなたは聴いてもらっていますか?」

medium_259165887

全てのモノ・コトに物語があって、人はそれを語ることができます。
むしろ、物語がないことなんてないはず!

 

例えば、自分が使っているボールペン。
黄色いLammyのボールペンを7~8年愛用して使っているのだけれど、最初にいいなと思ったのは、僕が尊敬する人が使っていて、その人がいつも何かを説明するときに紙に文字や絵を書きながら話してくれる。
サラサラっと描くその姿に憧れて、同じペンを使ってみたいと思ったのが最初のきっかけ。
初めて自分で少し高めのボールペンを買って、そのペンを使うたびに、なんだか得意げな気持ちになっていました。
今でもそれを大切に使っています。
その人と出会ったエピソード、こだわりの文房具、描くということ、どうやって情報を整理するか、などなど。
物語を広げたら、一本のボールペンから1時間は話せます(笑

 

アドベンチャーの体験(体験学習)は、グループワークが主たる活動です。
集まった人たちで、課題を解決しながら、集団における規範やコミュニケーションについて学んだり、自分への気づきを得たりします。
グループが体験する課題は全員が同じもの。
でも、たとえ1時間でも、一人ひとりが見たこと、聴いたこと、感じたことは違います。
10人の参加者がいたら、一人ひとりの振り返りだけでテレビドラマ化できるくらいの感情の動きがあったり。
一つひとつの行動にも理由がある。(なぜそうしたのか?なぜそうしなかったのか?)

 

そのストーリーを共有することで、お互いに気づきがあります。
一人ひとりの体験がとても貴重な大切な出来事。
グループワークにとって、一人ひとりのストーリが必要とされています。

 

もしも、そこで自分のストーリーを声に出せなかったら?
聴いてもらえなかったら?

 

一人ひとりの声を活性化・活動させることの大切さを再確認しました。

声を出すための環境、関係性、姿勢、呼吸、韻律、表情、などなど、様々な観点から、「声」について考えさせられたプレゼンテーションでした。

 

次回、その③へ続く・・・