ヤガイカツダーな仲間が立ち上げた、先生たちの自主勉強会「湘南PACE 」。
プロジェクトアどベンチャーの理論と手法を中心に、体験学習を学ぶ会。
これまでも僕の尊敬するファシリテーターの人たちがワークショップを提供したり、仲間同士で実践の場を作ったり、ともて面白い学びの場です。
今回は、Association for Experiential Education (AEE)で、体験してきたことをテーマに新しいアクティビティの体験ということで、3時間半担当させてもらいました。
目的:①PAの理論に基づきたくさんあそぶ! ②体験したことを何か実践したくなる
ということで、自分が体験したこと、本を読んで試してみたいことをやりました。
自分へのチャレンジとして、3時間半全て新しいアクティビティに挑戦。
本当は、そこに一つオリジナルのアクティビティをやるのも企んでいたのだけれど、そこは参加者のみんなの力を借りることにしました。
◆活動内容
今回は、道具作りが楽しくなり、色々と作りました。
東急ハンズで、発砲ポリエチレンという素材で、素材売り場に売っているものをカット。
カッターで簡単に切れました。
これが良く飛ぶ!音が「ぽん!」って鳴るのも楽しい。
夏のプロジェクトアドベンチャーの研修の際に、Aaronという素敵なファシリテーターが教えてくれました。
左から、スギ(自分でカット、やすりがけ)、カツラ(カット済み、やすりがけ、柿渋3度塗り)、サクラ(カット済み)
3cm×3cmのブロックです。
積み木も自分で作れるなぁなんて思いながら、ヤスリがけに夢中になりました。
自分で切るのは難しい!!ということが判明。
まっすぐ3cm×3cmにするのはどうしたらいいのかなぁ。
個人的には、木目があるスギが好きです。
プロッキーを挟むための、滑り止めグリップ(自転車用のような)たしか直径19mm。
そして、ロープ(ヒモ)は、固いと動きづらいので柔らかめのもの。
長さは1.5mくらいがよかった。半分の75cmでは短い!
道具を丁寧に作ると、愛着が沸いてその活動が好きになるというのは、この秋アメリカの幼稚園で学んだことです。
準備に時間をかけないことが効率の良さだとも思うけれど、一つ一つ参加者(子ども)がどんな風に使うかなと考えながら作る時間は幸せです。
ちょっとした、色、手触り、大きさ、数などの違いが、活動に大きな変化を生む。
やっぱり、気持ちよく使える道具で、使うとワクワクするものがいいね!
◆今回の活動で学んだこと
・アクティビティのルールを少し変えるだけで、緊張感を生むこともできるし、何度でも失敗できる試行錯誤の活動にもできる。
→そのとき、何をねらって、どんな体験を提供したいのか(プログラムの目的との関連性)で、ルールを変えること。
・1回やってみる →振り返って、その活動に意味付け(枠組み)を与える →それを踏まえて2回目の活動をやる
→変化を感じる、参加者の意識が変わったときに、どんな行動の変化がでるか
・活動の自由度を大切に
→参加者からの声・アイディア・意見を拾って、それを全体の活動に活かしていくと、面白いものができる
また、活動に対して「所有感」(Ownership)が生まれ、責任が生じる
・選択肢があるよさ
→2人組でつながってほしいときに「手をつないでもいいし、腕を組んでもいいです」のように、選択肢があると、それで救われる人もいる。「◯◯でなければいけない」ということは滅多にもないかもしれない。
・一生懸命やる ⇔ 失敗を手放して次に進む
→一生懸命やればやるほど、失敗を恐れ手放せなくなる。失敗に対して寛容になればなるほど、「まあいいか」という気持ちが生まれ一生懸命やる緊張感がなくなる。そのバランスをどう感じるか
一生懸命やったときの失敗に対して、寛容で手放せるメリハリが大切だと思う。
などなど。
体験している人にしかわからないことですが・・・(笑
◆自分の振り返りとしては
・進行・活動のルールをどうしていくかに、意識をとらわれていて、参加者の表情・気持ちに寄り添えていなかった
・多くの人が「はじめまして」だったグループ状況を、当日に知ったものの、それに対する声かけやケアが不十分だった
(参加者のポテンシャルと、アクティビティの力で、勝手に打ち解けて行ったけれど・・・)
・自分が、参加者の名前を覚えることをしなかった。
参加者との個人的な関係ができないと、どうも不安になるんです。
・アクティビティの体験が主だったため、会話をしていない。
参加者がどんな気持ちで、どんな状態だったのかを知る術が「観察」しかなかった。
などなど。
「アクティビティの体験」が目的だったので、チーム作りではないとはいえ、もっと参加者の気持ちに寄り添えるようになりたいものです。
28人の参加者を3時間半で、どこまで「個」を知れるか。
なんとなく「集団」を見て、こんな雰囲気という判断をしている自分からの脱却が目下の課題です。
仲間たちからは、
・安心感があった
・参加者の自由度が高い → けれど、やりすぎるとやんわり緩めてくれる
・「え?ここまでやっていいの?」と思うけれど、いつもそれがファシリテーターの許容範囲にある感じ
・フレームがないようで、でもしっかりある
・基本理念をいつでも抑えている(フルバリュー、チャレンジバイチョイスなど)
・無理に盛り上げられている感じがない
・話が少し長い(笑
など、とても肯定的なフィードバックをもらいました。
参加者との対話が少ない場合、またファシリテーターとして参加者一人ひとりを知れなかったと思うようなプログラムの後は、いつもプログラムの結果に対して不安になります。
終わってから思い出して、「あのとき、こうするつもりだったのに」「もっとこうすればよかった」ということは、いつも山のように出てきます。
他人からのフィードバックをもらって、安心する自分。
まだまだ、他者評価>自己評価 の捉え方をしている自分にも気がつきます。
どうであれ、自分がよかったと思える一つひとつの思考・行動ができるようになりたいです。
満足したら終わりなんだろうと思っているので、もっともっと参加者に寄り添えるファシリテーターを目指していきます。
今回、アメリカのProject AventureのNate Folanというファシリテーターに出会ったことで、このワークショップやろうと決意しました。
体験からの学びのよさ、あそびの持つパワーを、海を越えてもっと広げてほしい、という思いを引き継ぎ、”The Hundredth Monkey”という書籍をベースにアクティビティのアイディアをもらいました。

サルの切り抜きがたくさん乗ってるけど、気にしないでください(笑
アクティビティのアイディア、バリエーション、意味付け、理論、分類の仕方など、とても学びになりました。
大人も、もっと「あそび」をしなきゃ!
子どもがどんな気持ちであそんでいるのか・・・
あそんだときに、
・自分の気持ちがどう変わるのか
・人との関係がどう変わるのか
・時間の感覚がどう変わるのか
・自分の一歩踏み出す力はどの程度なのか
・物事の考え方、捉え方の柔軟性はあるのか
など、大人が体験して、自分を知る機会ってのが、もっとあったらいいなと思います。
子どもたちが入学式のときに、知らない子の隣に座ったときに緊張感。
大人同士でも、知らない人同士の最初の出会いの緊張感はある。
人とつながる力、何かを一緒にする力、自分を表現する力を、あそびは気づかせてくれると思っています。
<リンク>
ヤガイカツダー(NPO法人体験学習研究会):http://www.csel.jp/
プロジェクト・アドベンチャー・ジャパン:http://www.pajapan.com/









