息子に声をかけるときの言葉チョイス②

TEDのプレゼンテーションで、スガタ・ミトラという認知科学・教育テクノロジーの教授の話。

 

インドのスラム街の壁にパソコンを埋め込んで放置したら、子どもたちが勝手に学び出すという実験。

難しい物理の問題を子どもたちに課し、グループ学習でインターネットで自分たちで答えを導く。

そんな、自己学習の効率をUPするための秘策が、近所のお姉さんに「お婆ちゃんのような役割」をしてもらう。

「いいね!」「すごいね!」
「それなに?」
「もう一度!」「もっとよく見せて!」

と、子どもたちを励ますことで、学習効果がグッとアップ(笑

別の実験では、リアルにイギリスのお婆ちゃんのボランティアを200人集めて、オンラインでこの励まし・勇気付けを行ったそうな。

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小学校の跳び箱の授業で、「跳び箱」を行うとして。
45分間の授業中に、実際に跳び箱に触れている時間はどのくらいか?という話を、恩師の先生に聞いたことがあります。

走って行って、踏切って、跳び箱に一瞬手をついて突き放す。
その時間、0コンマ何秒。
授業中に10回跳べたとしても、1~2秒かも。

整列して、順番が来るまで待っている時間はどのくらいあるか?
30分くらいは整列している時間だったりして(笑

 

そう思うと、よくグラウンドにある「タイヤが半分埋まった遊具」なんかを、端から端まで飛ぶのが楽しくてしかたなくなった子が、昼休み中飛び続けていたら?

運動量も、スキル獲得も、格段にUPするような気がします。

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「自分から楽しくてやりたくなること」に勝る学びや成長の時間はないと思うわけです。

それを促進する・支援する大人の関わりってどんなものかなぁと日々考えたいのです☆

ということで、
「もう一回やってみて!」が最近の声かけブームです。

息子に声をかけるときの言葉チョイス①

「なんかさ〜」「あのさ〜」と、完全に父親の口癖が移ったSakutoです。

本当に、子どもは親の写し鏡ですね。
使う言葉やトーンは、だれかのを聞いて真似しながら学んでいると思うと、下手なこと言えないなぁ。

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仲間にもらった消防車のパズルをお気に入りでよく遊んでいます。
何度もやっているうちにすっかり一人でできるようになりました。それだけで、父感動。

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それで、息子が「できる」ということを知ってしまうと、

S「かたまった〜。(ひっかかったとか、うまくできないの意味)」「できない〜〜!」
と、ヘルプを求めてくると、つい

父の心の声「なになに、自分でできるくせに。諦めずにがんばってほしいなぁ」
なんて思ってしまうわけで。

「やってごらん」「できるでしょ」って言ってしまいます。

でも、やってごらんって言われると、「できないのー」「いーの!」と語感を強めてくる感じ。

 

「どうやるの?」

「もう一回やって見せて」

 

と言うと、ハッとしたように、もう一度自分でやってみせてくれようとするような気がします。
できなくても、もう一度トライしてみるきっかけができる。

この違いって大事だなぁと思います。

 

上から目線で、
「ほら、あなたはできるんだから、自分でやりなさい」
なメッセージよりも、

同じ目線で、
「どういう風にやるのか、興味深々なんだけど、見せて見せて!」
と、面白がるメッセージ。

子どものやる気、成長のチャンスを増やすために大人がちょっと意識できること。

 

 

 

幼児の脳と関連付け

朝起きてきて、抱っこをしながら

「ほっぺに、ちゅ」「もひとつ、ちゅ」
と、昨日図書館で借りた絵本のフレーズを真似しながら息子のほっぺにちゅ☆

どうも、親バカです。

 

幼児の、脳の関連付け機能がすごいなぁという話。

10年ほど前にマインドマップの講習会を受けたときに、脳は関連付けて記憶していったり、アイディアを広げていくということを学びました。

Sakutoと遊んでいて、「はっ!!」とした顔をして、何かにピーンとくる場面にたくさん出会います。

何かの体験や言葉から絵本を思い出して、慌てたようにとりにいくこと。
色や形から連想して、何かに見立てること。
モノから人を思い出すこと。

いろんなことが関連付けられていく世界。

 

そういう意味で、体験を重ねることって大事だなぁと思います。
絵本で見たコンクリートミキサー車、運転中に実物を見て、また絵本で見て「あのとき見たね」って話をして、かまぼこ型の積み木を見て「こんくりーとみきさーしゃ!」って見立ててみて・・・
そのときの色、だれと見たか、どういう状況で見たかetc…

ときには、「この積み木、コンクリートミキサー車みたいだね!」って大人が面白がって見立ててみたり、「昨日コンクリートミキサー車、見たね」と「振り返り」的なことをしてみたり。

一つのモノや出来事に、複数の情報や感情が関連付けられてくる。

 

「ほっぺにちゅ」「もひとつちゅ」ってやった後の息子は、思い出したように走ってその絵本を取りに行き、「きのー、としょかんいった」「トト(父)とかりた」と言っていました。
そして、朝食後には生後2週間の次男のほっぺに「ちゅっ!」とやっていました。

すごいことだなぁと思います。

 

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体験教育プログラムをやっていて、体験の意味付けはとても大切なこと。
朝一番にグループが体験した活動のことが、お昼過ぎに別の体験でふっとつながってくることがあります。

グループが朝どんな体験をしていたかをすでに忘れていたり、後にだれもそれを言及しないと、それぞれが点で終わってしまう。けれど、ちょっとした「振り返り」によって、点と点が線になる。

また、それらの体験がグループのだれかの日常と結びつくことで、点と点と点で面ができたり。

大きくなるに連れて、点と点を線で結ぶ習慣を忘れてしまう人が増えるような気がします。
これとそれを関連付ける直感力は、幼児のほうが長けているのかもしれないなぁ。
その柔らかさは、大人が失いたくないもの。

大人にできることは、
子どもの妄想連想を肯定すること
連想が広がるように促すこと(「それで?」「なんだっけ?」)
連想が広がるような「つながり」のあるモノやコトを用意する
ニコニコ見守る

とか?