おにごっことPAと言葉のサイズ感

今年も新春ゲーム祭りへ。

今回は、最近読み始めた加古里子さんの伝承遊び考 3 鬼遊び考」のおにごっこをやってみたり、知っているアクティビティをアレンジしてみたりして、1時間ファシリテートさせてもらいました。

プロジェクトアドベンチャー(PA)を学校やコミュニティ向けに教育プログラムとしてやる際には、「人と人との関係性」を大切にしてやっています。

そうすると、自然と「言葉」や「行動」の選び方も丁寧になってくるわけで。

 

叩く>タッチする>優しくタッチする

とか、

タッチされたら・・・
死にます>アウトです>外れてください>外で待っててね>外側から積極的に関わってみてね!

とか、言葉のサイズ感の大小や、ポジティブ度の高低があります。

その言葉の選び方一つで、子どもたちの意識が変わる。

 

尊敬する木楽舎のつみ木研究所の「つみ木おじさん」こと荻野雅之さんは、子どもたちに高く積んだつみ木を片付けてもらうときに、

決して「壊す」という表現を使わない。

ふむ。
「崩す」ならどうかな?「倒す」だったら?

おじさんは、「つみ木を抱きしめてやってくれ」と言っていました。ステキでしょ!

 

さらに言うと、せっかく関係性を作りたいのに、「相手の手をひっぱたいてください」みたいなゲームをやる必要性はないと思う。

そういう意味では、本に載っていた「尻たたきおにごっこ」なんかは、教育の場で、意図的にやることはなかなかないと思うわけです。

でも、近所の公園で仲良し男子グループが、「よし、けつ叩きやろーぜ!」みたいに、木の棒拾って、「尻たたきおにごっこ」なんかやってたら、嬉しくなっちゃうだろうな。

思いっきり叩くと、友だちが本気で泣くから「加減」を覚えたり。。
異年齢だったりすると、自然とお互いの「配慮」ができるようになったり。

社会的なスキルや感覚を学ぶ、すごくいい遊びだなぁ。
でも教育の場では使わないゲームだなぁ。

 
それにしても、初対面の大人たちが、隣の人のお尻を新聞紙丸めた棒で叩きながら追い回すって・・・(笑
一緒にやってくれたみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

ありがとうの回数

S「おにぎりおかわり!」
作って渡すと・・・

S「ありがとう」

 

S「くつはかせてー」
手伝ってあげると・・・

S「ありがとう」

 

S「あかないー!これあけて!」
開けてあげると・・・

S「ありがとう」


ホント、うちの息子Sはありがとうをたくさん言うということに気がついた。

それと同時に、僕と妻が息子たちに対して「ありがとう」をたくさん言うということにも気がついた。

 

「オムツ換えるよー。足あげてー。はい、ありがとう。」

「腰浮かしてくれて、ありがとう。」

「みかん、一つくれるの?ありがとう!」

「歯みがくよー。お、大きな口開けてくれてありがとう。」

「ご飯食べないで、待っててくれるの!ありがとう!」

etc…

 

子どもが産まれてから、日常生活で「ありがとう」を言う機会が増えた。

それは、夫婦間でも。

 

それをしてくれることは、夫婦、親子同士でも、当たり前ではないということ。

大事にしたいなぁ。

 

 

 

クラスにどんな生徒・学生がいるかをどうやって観てる?

この時期、入学すぐの生徒・学生の関係づくりの支援の仕事が多くあります。

朝の集合で、微妙な距離感だったり、壁に寄りかかって一人でいる学生が、一日クラスやグループで活動する(あそぶ)と、一日の終わりには笑顔になっています。

帰るときに、スマホを出して連絡先の交換していたりするとなんだか安心します。

ある先生に「クラスの学生を見るときに、何パターンくらいに分類してみてるんですか?」と質問されました。

もちろん100人いたら100通りの人がいるから、決めつけはよくないと思いながらも、自分が初めて出会うクラス(学生たち)の何を見てるのかなぁと考えてみました。

①後ろに下がっていたり、表情が曇っている学生が気になる。

 担任からの事前情(配慮必要、ケガなど)をチェック。

②全体でわちゃわちゃアイスブレークしているときに、①な学生に声をかけてくれる学生が気になる。

配慮できる、自分から関われる学生。

③小グループでリーダーシップをとる学生が気になる。

2人組とか4人組とか。「せーの」「じゃあ、私からやるね!」「だれやる?」「どうしよっか?」グループに働きかける発言や行動。

④もう少しグループサイズが大きくなったところでリーダーシップをとれる学生が気になる。大縄とかクラス全体での活動で、きっかけの声を出したり、それをフォローしたり。

⑤そこまでで、目立ってこない学生が見えていないので、個人的に声をかけたり、グループを組み替えることで活躍する機会をつくる。


一日の研修プログラムだとして、クラス全体でのアイスブレークの大体1時間くらいで、このくらい見えたらいいなぁ・・・
意識して気にして観ようとしていると、行動や表情はたくさん観えるし、活動の進行に気を取られると参加者の様子が観えてこない。
ファシリテーターがどれだけ、参加者に興味を持つか。
あとは、笑顔が出ているかどうかで、そのあとのグループでの課題解決や、チャレンジのレベルをあげる判断をしていることが多いかなぁ。

でも、笑顔が見えていなくても楽しんでいる人もいるし(笑
先日も、研修中ずっとマスクをつけて後ろに下がり気味な男の子がいたので、一日の終わりに声をかけたら、

「集団にいると疲れちゃうんですけど、人付き合い苦手なの、変えたいんです。」

と、実は1日一生懸命チャレンジしていたということがわかったり。
表情や行動を観察して、予想や仮説は立てるけれど、「決めつけ」だけはしてはいけないなぁと改めて思いました。

ファシリテーターが、「あの子はこういう子だ」とわかったフリをしてしまう罠があると思います。もちろん、その看取りがあっていることもあるけれど。

場をつくるファシリテーターが、どんな参加者でも、どんな関わり方でも、まずはそれをすべて需要すること。

関わり方は違っていいんだよ、というメッセージを伝えること。

安全でない行動は止めるけどね。
ファシリテーターがChallenge by Choice とFull Valueを貫き通すことが、参加者に与える影響は大きいです。

と、日々修行は続いていく・・・