NPO法人夢職人の代表に声をかけていただき、「ファシリテーション」について考えるワークショップをやらせていただきました。
ウェブマガジン「ひみつ基地」に数回記事も書かせていただいています。
http://children.publishers.fm/article/6399/
ファシリテーションの基礎・・・??
それぞれの現場で想像するものも異なるし、そもそも基礎スキルみたいなものも場によって異なるのでは・・・。というのが正直なところでした。
僕がやっていることは、アドベンチャー教育の考え・手法を使ったグループワーク。
遊びのような活動や、ロープスコースというアスレチックのような機材を使ったグループでの課題解決型のアクティビティと振り返りを通して、①チーム作り②個人の学びを促進する人です。
グループに何が起こっていて、個人に何が起こっているか?
また、個人とグループの活動の目標、なりたい姿はなんなのか?
非日常として体験して起こっている「今、ここ」の気づきを、日常に転用するための意識付けをどうするか?
そんなことを観て考えながら、手を変え活動を変え、動いては話し合い・・・というプログラム。
だから、事前にプログラムを計画しても、その通りにはいかないわけで。
臨機応変に進行を変えることや、参加者と一緒に進める感覚も大事にしています。
今回ワークショップの僕のチャレンジとしては、
①ファシリテーションについて考えるヒントになるようなグループワーク体験を提供し、ファシリテーションについての対話を深める場づくりをする
②グラフィック・ファシリテーションができる仲間とのコラボレーション
大事にしたかったのは、「安心感」
そのためには、自分で参加の度合いやチャレンジを決めることができ、その選択をお互い認め合える場。
また、アクティビティの中にメッセージや学びの要素を含め、活動しながらファシリテーションについて考えていくような時間になったらいいなぁと思いながらやってみました。
〜 みんなファシリテーターとしての基礎能力を持っている 〜
人はそれぞれ、自分の性格やキャラクターがあり、その強み必ずグループの力を高めるために貢献できるもの。
グループ活動をしていて、グループが前に進むように「支援的」な関わりをする人は、どう見えて、どう聞こえて、どう感じるのか?
◆笑顔。団結している姿。仲間の様子を見る。役割が明確。
◆グループの前で意見を言う。「やってみよう!」って言う。応援する。気遣いする。どんまい!って言う。
◆楽しむ気持ち。目標達成の意欲。あったかい気持ち。安心感。前向きさ。
(参加者のメモから一部抜粋)
こんな人がチームや職場にたくさんいたらいいなぁと思います。
きっとこういう人たちは、グループが前に進むために自然と関わろうとしているんだ。
グループ活動の中での、自分の役割・タイプを振り返ること。
人の素敵な関わりから学ぶこと。
→それをふまえて、どんな自分になりたいのかを考えること。
→そしたら、とにかくやってみること!!
試してみるには、安心感を感じれている人間関係がそこにあって、一歩踏み出す勇気を個人が持つこと。
意識的に行動や言葉や感情を変化させてみることができるのか?
変化させてみたら、どんな感じだったのか?
とても感覚的な学びだと思いますが、人はすでに力を持っていて、それに気がついて、意識することでファシリテーションの力も高まると思っています。
もちろん、理論や知識、テクニックも大切だけれど、自分の体験を振り返り学ぶことはもっと大切だと思う。知識と実践知のバランス。
今回、正直なところ時間が足りず、対話を深めるところまでいけなかったのは残念でした。
一番最初の打ち合わせでは、まったく違う内容になるはずだったけれど、時間のことを考えてやめた計画もあったし(笑
最後にグラフィック・ファシリテーションで描かれた模造紙10枚を見ながら、ペアでギャラリーウォーク振り返りをしているのが、今回の僕の中のハイライト。
3時間の中で何が起こったか?”What?”の部分と、僕や参加者のファシリテーション的な行動・言葉・気持ちを拾ってくれていたことで、参加者者の振り返りが、一気に”So What?”→”Now What?” まで進んだ印象。
このコラボレーションはまたやりたいですね。
今回は、自分のファシリテーションについても気づきの多い時間でした。
それも、またゆっくり整理してアウトプットしていこうと思います。
<参加者からのフィードバック・コメント>
⚪︎とくに大切だと思ったのは、「一歩踏み出す勇気を支援する」という事です。
⚫︎チームが進むときに、それを支えようとする子どもの姿にもっと目を向けたいなと強く思いました。
⚪︎コミュニケーションの基礎にたちかえるよいきっかけになりました。
⚫︎普段の生活で、「自分の役割」についてよく考えてみようと思いました。
⚪︎ファシリテーションに正解はないけれど、こたえはいっぱいあったらよいなと思います。
⚫︎ファシリテーター的な言動の多様さ、自分のできていること、できていないことを認識することができました。
⚪︎日常の生活の仲間でファシリテーションする場面って実はたくさんあるのではと感じることができました。
⚫︎グループの中で、それぞれ役割があるんだけど、ただそこにいる(存在)しているだけでも貢献だということ。
⚪︎同じアクティビティでも、テーマの違いで全然違う意味を持つものになると思いました。
⚫︎振り返りをすると、人の考え方の違いがとてもおもしろく学び
ありますね!
⚪︎何をしたいのかだけでなく、そこで自分はどうありたいのかということを考えることができたかなと感じます。
⚫︎安心できるのが大前提にあることの大切さを実感しました。


