◆一人ひとりにストーリーがあって、「声」があること
Inspired by Hilary Blair (Keynote speaker)
声=感情・自分が情熱を持っていることを表現するツール
→声が出ない・出せない=感情がつまっている状態
「静かにしなさい!」と、上の立場の人から言われた経験は誰もが持っているはず。
子どもが「しゃべらない」とあきらめる瞬間はどんなとき?
・自分が相手に聴かれていないと感じたとき
・相手がひたすらしゃべる続けているとき
・「どうせ自分の考えなんて・・・」と自己否定的になったとき
・これを言ったら否定されるかもしれないと感じる(恐怖)
・全体で話されている内容が理解できないで取り残されていると感じている
・静かにすること(行動)が望まれている
・静かにしていると褒められる⇔うるさいと叱られる
⇒反対に「話したい!」と思える瞬間はどんなとき?
・相手が話を聴いてくれると感じる
・自分にも話すチャンスをくれる
・自分の意見(どんな意見も)を歓迎してくれる
・何について話をしているのか理解できる(内容・これまでの文脈)
・話すことが望まれていると感じられる
・意見を言う、思いを伝えると肯定的なフィードバックがもらえる(「話してくれてありがとう」など)
幼児が泣くと、「泣くんじゃありません!」って、泣くことを否定されたり、「大丈夫、痛くない!」とフタをされたりすることがあります。
→泣くということ=制限されるべき。 というように、いつも大人から制限されていると、自分の恥ずかしさ、緊張、怒り、悲しみ、などの感情を人前で出せなくなります。
そうやって、感情の波を自分でコントロールできなくなると、人とのコミュニケーションに弊害が出たり、自分で行動を起こす時に気持ちのコントロールができなくなったりする・・・。
大人も同じ。
「あなたは聴いてもらっていますか?」
全てのモノ・コトに物語があって、人はそれを語ることができます。
むしろ、物語がないことなんてないはず!
例えば、自分が使っているボールペン。
黄色いLammyのボールペンを7~8年愛用して使っているのだけれど、最初にいいなと思ったのは、僕が尊敬する人が使っていて、その人がいつも何かを説明するときに紙に文字や絵を書きながら話してくれる。
サラサラっと描くその姿に憧れて、同じペンを使ってみたいと思ったのが最初のきっかけ。
初めて自分で少し高めのボールペンを買って、そのペンを使うたびに、なんだか得意げな気持ちになっていました。
今でもそれを大切に使っています。
その人と出会ったエピソード、こだわりの文房具、描くということ、どうやって情報を整理するか、などなど。
物語を広げたら、一本のボールペンから1時間は話せます(笑
アドベンチャーの体験(体験学習)は、グループワークが主たる活動です。
集まった人たちで、課題を解決しながら、集団における規範やコミュニケーションについて学んだり、自分への気づきを得たりします。
グループが体験する課題は全員が同じもの。
でも、たとえ1時間でも、一人ひとりが見たこと、聴いたこと、感じたことは違います。
10人の参加者がいたら、一人ひとりの振り返りだけでテレビドラマ化できるくらいの感情の動きがあったり。
一つひとつの行動にも理由がある。(なぜそうしたのか?なぜそうしなかったのか?)
そのストーリーを共有することで、お互いに気づきがあります。
一人ひとりの体験がとても貴重な大切な出来事。
グループワークにとって、一人ひとりのストーリが必要とされています。
もしも、そこで自分のストーリーを声に出せなかったら?
聴いてもらえなかったら?
一人ひとりの声を活性化・活動させることの大切さを再確認しました。
声を出すための環境、関係性、姿勢、呼吸、韻律、表情、などなど、様々な観点から、「声」について考えさせられたプレゼンテーションでした。
次回、その③へ続く・・・
