AEE 41st Conference 振り返り〜その①〜

10月末に、AEE (Association for Experiential Education) のインターナショナル・カンファレンス第41回に参加しました。

2005年に、東海岸のNortheast Regionalという地方大会で、ボランティアスタッフで参加して以来のAEE。
規模も地方大会よりもかなり大きく、刺激がたくさん。
職業としての肩書きを全て外して、完全な一個人としての参加というのもとても新鮮でした。

 

 

◆AEEってどんな団体?
AEEは、体験学習・経験的な教育を推進するための非営利団体です。
(Association for Experiential Education : http://www.aee.org/)
年一回の全体会には、500人以上の参加者が全米、そして世界各地からやってきます。
それぞれの地方大会も開催されており、年間を通して様々なアウトプットとインプットの場となっています。
団体や組織のつながり、プログラムの質の向上、体験教育のアウトカムの研究、書籍・出版物の発行etc…

僕の尊敬する人で、メンターでもあるKATに聞いたところ、元々は5名でスタートした団体だとか・・・。
始まりは小さくても、40年以上継続し大きな流れになっていったんですね。

アメリカにも、アドベンチャー教育、野外教育などの分野で、体験的な学びを提供する教育手法・団体がたくさんあり、学校教育、社会教育、病院、カウンセリング、福祉、企業研修など、様々な分野で体験教育が行われています。

日本でも、「ワークショップ」というものが溢れているからこそ、それを定義し、理論を整理する人たちが出てくるわけで。

日本も「アドベンチャー教育」というだけでも、団体ごとのやり方に多様性が出てきたのではないでしょうか。
それをまとめる必要はないと思いながらも、お互いに情報交換をもっとオープンにして、高め合っていくネットワークがもっとあるといいなと思っています。

 

 

◆朝3:00起きのはずが、アラームに気がつかず・・・
サンフランシスコ国際空港まで行く道を調べていたはずが、まさかの工事中で高速から進みたい道に降りれず!
飛行機に乗り遅れるかもしれないというドキドキ感でのスタートでした。

コロラド州のデンバーに向かう飛行機からは、ロッキー山脈に雪がつもっているのが見え、テンションアップ↑↑
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グランドハイアットのホテルにつくと、アウトドアの活動していますよね?という服装の方たちがたくさん。

 

研究発表など、学会的な真面目さもありつつ、体験的なワークショップも多いのがこのカンファレンスなので、みんなラフな服装。スーツ着てる人ゼロ。
そして、文化的な背景もあるけれど、つながりを求めている人たちが多いので、最初から社交の場・情報交換が盛んに行われています。

 

ホテルの天井の高い宴会場に、ハンモックやテントを飾り、でっかいブルーシートにワークショップの全体スケジュールを掲示、床の絨毯に座ってコーヒーを飲んでいたり、クレイジークリークの座椅子に座ってサンドイッチを食べていたり、それぞれが自分のペースで楽しんでいる自由な雰囲気。
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このお祭り的な雰囲気は、固い学会の雰囲気ではなく、いつでもワクワクします。この居心地の良さは、僕は日本では体験したことがありません。

 


◆物販・書籍・大学・組織の紹介ブースが充実

一番大きなメイン会場には、様々な団体がブースを設けて、自団体のプログラムの紹介をしています。
僕の修士過程で度々通ったProject Adventure、シンポジウムやワークショップでお世話になったバーモント州のHigh 5 Adventure Learning Centerを始め、大自然コロラドにあるColorado Outward Bound School、 ユニークな振り返りのツールなどを多く取り扱うTraining Wheels などなど。
大学も体験教育関連の学士・修士・博士課程の案内を出しているブースも複数ありました。
クライミングギア、バックパックのメーカーも。

基本的に、どのブースも無料の「お土産」で、ステッカー、カラビナ、ペン、お菓子などが置いてあるので、たくさんもらっちゃいます!
そして、それがそのまま友達のお土産になるのだ!経済的!(笑

 

AEEのブースには、書籍がたくさん置いてあり、ロープスコースの安全基準、体験教育のバイブル的な書籍がたくさん。
買いたい本がたくさんあったけれど、重いから今回は2冊だけに・・・。

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AEEメンバーがまとめた体験教育についてのバイブルのような本。その名も”Experiential Education” 。
読み応えがあります。

 

◆毎晩、パーティ企画があって、エンターテイメントがある
カンファレンス初日は10/31ハロウィン。仮装している面白い人たちがたくさん。
自分も仮装道具(フェイスペイント一式)を持っていたのですが、出会った人たちと話が盛り上がり過ぎて、変装する時間がなかった・・・!残念!(何になろうと思っていたかは秘密☆)

 

二日目には、ロディオマシーンとカントリーミュージック。
コロラドには、カウボーイ文化があり、パーティ会場にはカウボーイ衣装が置いてあって写真を撮らせてくれたり、鞭で牛の置物をぐるぐるぐる→びしっ!!っと捕まえている人がいたり。

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ビールを飲んでからのロディオマシーンは危険・・・。
こんなホテル内で、事故怪我の責任放棄の書類を書くとは思いませんでした(笑

Project Adventure,Inc のCEOであるDick Proutyと一緒にカウボーイ姿の写真を撮らせてもらったのは、よい思い出になりました。

さらに、毎朝無料のヨガクラスもありました。

 


◆ワークショップが多種多様
たくさんあるワークショップ(WS)の中から、自分が興味があるものを選んでいくわけですが、とにかく多い!
同じ時間割の中に、出てみたいものがありすぎて悩みます。
3時間枠の体験ものと、90分枠×2が同時開催されていたり、分科会の一つに学術研究発表の会があったりと、幅が広く、参加する側のニーズを満たしてくれます。

 

今回は、僕が修士をとったPlymouth State Universityの教授のWS、Project Adventure のアクティビティWS、High 5の仲間のWS、カウンセリング領域のWS、ソーシャルジャスティスと対話のWSなどに参加。

他にも出てみたいものがたくさんあったのですが、あとは他の人と立ち話で情報交換。
今回は、中国、香港、シンガポールから参加しているメンバーと仲良くなり、色々と情報を教えてもらいました。

ちなみに、中国ではAEE Asiaがすでに存在するそうです。
主言語は中国語ということなので、日本からの参加は難しいかなぁ。

新しい出会い、懐かしい出会い、たくさんの人と出会いました。
昼食時、朝のヨガセッション、夜のパーティ、色々な場面で起こる会話に刺激があり、学びがたくさんありました。
ビールを飲みながらのPrescott Universityの教授との対話は、最高の時間でした。

 

久しぶりに英語脳のスイッチがフルに入った感じ。
でも、まだまだディスカッションなど通用しない場面も感じつつ・・・。
英語はもっとできるようになりたいと再確認です。目指せ使える通訳!!

 

さて、次回は僕が学んだことを書き出してみたいと思います。

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